リンゲン 2008 他

リンゲン 2008 他
Pocket

昨晩の試飲ワインは3アイテムでした。

白ワイン1本
赤ワイン2本です。

最初は白ワイン

ジャンバルモン プレミアム・シャルドネ 2009

ジャンバルモン プレミアム・シャルドネ 2009

ヴィンテージが変わったので試飲しました。

前ヴィンテージはラング・ドックのシャルドネで造られていましたが、
このヴィンテージはロワールの葡萄から造られました。

ですからイメージがまるで異なります。

麦ちゃん評価 3.75点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)

まずまずですので引き続き取り扱います。

テイスティングコメント
洋梨、メロン、リンゴなどを思わせる果実香が主体、白い花のような華やかさ、僅かにミネラル感が加わります。口の中に比較的強い酸を伴った優しい果実味が広がります。メリハリのある味わいで、爽やかな印象も受けます。適度な膨らみがあり、豊かな旨みが現われます。程よい余韻を感じ、後味に果実の旨みとアミノ酸のような旨みの要素が残ります。適度なボディーがあり、爽やかで、バランス良くまとまった味わいです。日本の食卓によく合いそうなシャルドネと言えます。

2本目は赤ワイン

カステロ・ダルバ 2008

カステロ・ダルバ 2008

最近、試飲を続けているポルトガルですが、
これは、まずまずの出来と言えます。

麦ちゃん評価 3.8点

販売価格1,215円税込

採用します。

テイスティングコメント
熟したプラム、乾燥プラムなどを思わせる濃縮感ある熟したイメージの果実香が主体です。ミルキーな要素、埃っぽいイメージ、僅かに胡椒などのスパイスが加わります。口の中に香りから想像するような過熟気味の果実の旨みが広がります。適度な酸があり、旨み豊かですがぼやけた印象はありません。タンニンは程よく、尖ったところはなく柔らかい印象です。ミディアムボディーで心地よく、熟した果実の旨みが広がります。余韻はやや長めで、後味にも甘酸っぱい熟した果実の旨みが残ります。過熟気味の果実の旨みが特徴的な、ミディアムボディーの豊かなワインです。

3本目の赤ワイン

リンゲン 2008

リンゲン 2008

南アフリカの赤ワインです。

スターク・コンデのホセ・コンデ氏のプロデュースのワインです。

どちらかと言うと
カリフォルニアのイメージです。

麦ちゃん評価 4.1点

傑作です

採用します

販売予定価格1,995円税込

テイスティングコメント
透けて通らない程色の濃い、エッジがやや紫色を帯びたガーネット色の外観。カシス、ブラックベリーを思わせる濃い果実の香り、ミルキー、ヴァニラ、カカオ、チョコレート、カラメル、ナッツ、胡椒・ナツメグなどスパイス香、樽熟成から由来するスパイス香など複雑に豊かに香ります。口の中に濃縮した豊かな果実味が広がります。酸は比較的穏やかですが、ぼやけたイメージはありません。タンニンは強く、力強い印象ですが尖ったところはなくあくまでもシルキーです。ボディー豊かで膨らみり、濃縮した果実の旨みが素直に広がる印象です。余韻も長く、後味にも濃縮感ある果実の旨みとカカオやナッツの風味などが長く残ります。酸が比較的穏やかですので、旨みの要素が伝わり易いカリフォルニアのイメージに近い味わいです。

ソムリエ麦ちゃんテイスティングノートカテゴリの最新記事