ルイ・テット Louis Tete
ルイ・テットは、ボジョレー地方のサン・ジャン・ダルディエール(現ベルヴィル・アン・ボジョレー)に本拠を構える、1921年創業の老舗ネゴシアンです。創業以来100年以上にわたり、地元の栽培家と強い信頼関係を築き、厳選したブドウからボジョレーの個性を最大限に引き出したワイン造りを続けています。
2005年には最新の醸造設備を導入し、それまでのワインを買い付けるスタイルから、自ら厳選したブドウを仕入れて醸造するスタイルへ転換。より徹底した品質管理のもと、果実味豊かでボジョレーらしい魅力を備えた高品質なワインを生み出しています。
ボジョレー・ヌーヴォーをはじめ、ボジョレー・ヴィラージュやムーラン・ア・ヴァンなどのクリュ・ボジョレーまで幅広く手掛け、その品質は世界各国で高く評価されています。
専門家からの評価も非常に高く、セレナ・サトクリフ著『ブルゴーニュワイン』では「そのボジョレーワインの選択眼は他の追随を許さず、一目置かれている」と紹介されています。また、オズ・クラーク著『フランスワイン完全ガイド』では、「ワインは果実味を最大限に引き出すため低温で発酵。その結果、ワイン自体の骨格もしっかりしたものとなっている」と高く評価されています。
ヴィニュロン・ド・ベレール Vignerons De Bel Air
ヴィニュロン・ド・ベレールは、ボジョレー地方の中央部、クリュ・ボジョレーを代表するブルイィの丘の麓に位置する生産者組合です。1929年の創業以来、ボジョレーのテロワールを生かした高品質なワイン造りを続けており、現在では約666haもの広大なブドウ畑を管理しています。
ボジョレーを専門とする生産者として、ボジョレー・ヌーヴォーからボジョレー・ヴィラージュ、さらにブルイィをはじめとするクリュ・ボジョレーまで、ボジョレーAOCのワインのみを手掛けています。加盟する栽培家が長年培ってきた経験と技術を生かし、ブドウ栽培から醸造まで一貫して品質管理を行うことで、果実味豊かでボジョレーらしい個性を備えたワインを生み出しています。
花崗岩質土壌を主体とするブルイィ周辺の恵まれたテロワールから造られるワインは、フレッシュな果実味と豊かな香り、しなやかな味わいが魅力です。毎年安定した品質を誇り、世界各国で高い評価を獲得しています。
その実力は専門家からも高く評価されており、パリ全国農産物コンクールではボジョレー地区を代表する優秀な生産者の一つに選出されています。また、造られるワインは毎年数多くのコンクールで受賞を重ね、ボジョレーを代表する生産者組合として高い評価を確立しています。
エリック・パルドン Eric Pardon
エリック・パルドンは、1820年から続く歴史ある家族経営の生産者です。ボジョレー地方の豊かな自然と伝統を受け継ぎながら、6世代にわたり高品質なワイン造りを続けています。
現当主のエリック・パルドン氏は、フランス大統領官邸であるエリゼ宮殿の酒庫担当を務めたほか、オーストラリアで醸造経験を積むなど、国内外で培った豊富な知識と経験を生かしたワイン造りを行っています。伝統を尊重しながらも最新の技術を積極的に取り入れ、ブドウ本来の果実味とテロワールを表現した、バランスの良いボジョレーを生み出しています。
特にボジョレー・ヌーヴォーの品質には定評があり、毎年解禁日前に開催されるフランス唯一の公式ボジョレー・ヌーヴォー・コンクール「トロフィー・リヨン・ボージョレ・ヌーヴォー」では、ヴィラージュ部門・スタンダード部門ともに数多くの受賞歴を誇る実力派生産者です。このコンクールでは300種類を超えるボジョレー・ヌーヴォーが国内外のワイン専門家によるブラインドテイスティングで審査され、その中で毎年のように高い評価を獲得しています。
伝統ある家族経営の技術と、エリック・パルドン氏の豊富な経験が融合したワインは、ボジョレー本来のフレッシュな果実味と豊かな香り、しなやかな味わいを備え、多くのワインファンから高い支持を集めています。
オリヴィエ・デパルドン Olivier Depardon
オリヴィエ・デパルドンは、1848年にアンリ・デパルドンによって創業された、7世代にわたりワイン造りを続ける家族経営のワイナリーです。ボジョレーを代表するクリュの一つ、モルゴンを拠点とし、そのテロワールを最大限に表現したワイン造りで高い評価を得ています。
現当主のオリヴィエ・デパルドン氏は、1985年に4haのブドウ畑を受け継いで以来、畑を少しずつ拡大。現在ではモルゴンを中心に、フルーリー、レニエ、ボジョレー・ヴィラージュ、ボジョレーなど約30haのブドウ畑を所有しています。2018年には8代目となる息子アレクシス氏も加わり、伝統を受け継ぎながら新たな世代へとバトンが引き継がれています。
特にモルゴンへのこだわりは強く、「レ・シャルム」「コート・デュ・ピュイ」「コルスレット」「ドゥビー」「グラン・クラ」「ミクー」の6つのリューディの古樹のブドウをブレンドした「ヴィエイユ・ヴィーニュ」をはじめ、単一区画の個性を表現した「シャルム〈1848〉」や「コート・デュ・ピュイ」など、それぞれのテロワールを生かしたキュヴェを生産しています。
伝統を守りながらも品質向上への努力を惜しまない姿勢は高く評価されており、フランスを代表するワインガイド『ル・ギド・アシェット・デ・ヴァン』にはモルゴンやレニエがたびたび掲載されています。また、「モルゴン・キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ・ドメーヌ・ド・ラ・ベッシュ 2019」は『デカンター』2021年6月号で95点を獲得するなど、世界的なワイン評価誌からも高い評価を受けています。
モルゴンらしい凝縮した果実味としっかりとした骨格、そしてエレガントな味わいを兼ね備えたワインは、「ガメイのイメージが変わる」と評されるほどの完成度を誇り、優れた品質と高いコストパフォーマンスで世界中のワインファンを魅了しています。
ルー・デュモン Lou Dumont
ルー・デュモンは、日本人醸造家・仲田晃司氏が2000年7月7日にブルゴーニュのニュイ・サン・ジョルジュで設立したワイナリーです。大学時代にワインに魅了された仲田氏は、「自分の手でワインを造りたい」という夢を抱き、1995年に単身フランスへ渡りました。各地の名門ドメーヌで研鑽を積み、1999年ヴィンテージからワイン造りを開始。現在ではブルゴーニュを代表する日本人醸造家の一人として世界的に高い評価を受けています。
ワイナリー名の「デュモン」はフランス語で「山」を意味し、故郷・岡山県高梁市のシンボルである松山城への想いが込められています。「ルー」は、仲田夫妻が代親を務めた少女の愛称に由来しており、人との縁を大切にする仲田氏らしい温かみのある名前です。
仲田氏のワイン造りは、日本人ならではの繊細さと職人気質を生かし、それぞれの畑が持つ個性を徹底的に見極めることから始まります。ブドウの品質はもちろん、樽の選定や熟成方法に至るまで細部にこだわり、テロワールを素直に表現したエレガントで奥深いワインを生み出しています。
2003年にはジュヴレ・シャンベルタンに自社醸造所を開設。その披露の場には、「ブルゴーニュの神様」と称されたアンリ・ジャイエ氏が招かれ、仲田氏のワインを絶賛したことは、ルー・デュモンの名を世界へ広める大きな出来事となりました。
その後も自社カーヴや自社畑を取得し、ビオロジックによるブドウ栽培にも取り組むなど品質向上への挑戦を続けています。契約栽培家との長年の信頼関係から樹齢の高いブドウも数多く確保し、日本人ならではの感性とブルゴーニュの伝統が融合したワインは、世界中のワイン愛好家や専門家から高い支持を集めています。