南アフリカのケープタウン周辺の西ケープ州は四季があり、フランスの気候によく似ています。
西ケープ州は日本の本州位の広さがあり、様々なワイン産地がありますが、ブルゴーニュの気候に非常に近い地域やボルドーの気候に近い地域、あるいはカリフォルニアのような温暖な地域、そして南アフリカ特有の乾燥した大地のブドウ産地など様々なロケーションでブドウ栽培が行われています。
白ワイン品種も多種多様でシュナン・ブラン、コロンバール、ソーヴィニョン・ブラン、シャルドネ、マスカット・アレキサンドリアが生産量の多いベスト5の品種です。コロンバールはブランデーとしての利用が主となります。ワイン用としてはシュナン・ブランの栽培が多いのが、南アフリカの大きな特徴の一つです。樽熟成したリッチなものから、アンオークの綺麗な味わいのもの、アンフォラや卵型のコンクリートタンクによる熟成などから様々なシュナン・ブランのワインが生まれます。また近年、シャルドネの品質が目覚ましく進歩しています。ブルゴーニュの品質に非常に近いものから、カリフォルニアのような果実味が濃厚なシャルドネなどバラエティーに富んだワインが楽しめます。樽熟リッチのな白ワインはシュナン・ブランとシャルドネを中心にお楽しみ頂けます。