ロングリッジは、ステレンボシュの南側、ヘルダーバーグ山脈の斜面に位置しています。この地域は、他のステレンボシュ地区より2~3℃気温が低く、年間降水量800ml。土壌は、花崗岩質の下に鉄分の多い粘土質があり、これによって保湿性があるが、必要な年には灌漑できるようにしているという理想的な環境です。この恵まれた場所で、自然農法で多くの受賞ワインを生み出しています。
ロングリッジが目指すのは、シンプルに、ユニークで、テロワール主義、オーガニック農法で、人も環境も皆、健康であること、そして楽しめるワインでワールドクラスであることです。醸造責任者の一人、ジャスパー・ラーツは、「オーガニックやビオロジック農法は、より良いワインを作ることが出来るし、土を守ることが出来る。これまで174年の歴史のある農園だが、このような自然農法によって、更に200年ここで農業をすることが出来る。」と、信じています。目指すゴールは自然農法でワールドクラスのワインを造ることです。
ジャスパー・ラーツ・ワインズ
ロングリッジのラインナップは3つのブランドに分かれており、ジャスパー・ラーツ・ワインズは醸造家であるジャスパー(ヤスパー)・ラーツ氏の名を冠したものです。中でも特に単一畑のテロワールを反映したワイン造りを行っています。彼は南アフリカで最も注目されている醸造家の一人。フランス、ロワールの名門アンリ・ブルジョワがニュージーランドに進出した際、「クロ・アンリ」としてワイナリーを軌道に乗せることに大きく貢献したのが、ブドウ栽培家兼ワインメーカーとして働いたジャスパーなのです。