南アフリカ・ステレンボッシュでビオディナミ農法の先駆者として知られる、家族経営のワイナリー
ライナカは、南アフリカを代表する銘醸地ステレンボッシュのポルカドライ・ヒルズに位置するワイナリーです。歴史ある農場を受け継いだヨハン・ライナカ氏が1998年からワイン造りを始め、有機栽培を経てビオディナミ農法へと取り組みを発展させました。現在もブドウ畑は有機・ビオディナミの認証を取得しています。
海を望む丘陵地の畑では、自然の生態系を尊重しながらブドウを栽培。「自然がワイン本来の醸造者であり、ワインメーカーはテロワールを表現するために少し手を貸すだけ」という考えのもと、土壌、気候、地形の個性をありのままワインに映し出すことを目指しています。
また、ライナカではブドウ畑だけでなく、野菜畑や家畜、堆肥作りなどを一つの循環として捉え、「無駄にせず、再利用する」という理念を農場全体で実践しています。公式サイトでも、ブドウ畑、牧草地、野菜畑、家畜、堆肥作りなどが互いに支え合う農場づくりを紹介しています。
自然との調和を大切にし、ステレンボッシュのテロワールを純粋に表現する。南アフリカのビオディナミワインを語る上で欠かせない、先駆的な生産者です。
ビオ・ディナミとは、有機栽培をさらに発展させた農法で、オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーの思想をもとに生まれました。化学肥料や農薬に頼らず、土壌や植物、動物など農場全体の生態系を一つの生命体として捉え、月の満ち欠けや天体の動きなども考慮しながら、種まきや剪定、収穫などの作業を行います。また、独自の調合剤を用いて土壌を活性化させるなど、自然の力を生かした農法として、ヨーロッパを中心に世界各地で実践されています。