3.85点
最近益々注目されているスワートランド地区ですが、いくつかの優秀なワインが生まれています。スワートランドは、ケープタウンより北、そして大西洋側に位置しており、西側の大西洋からの冷たい風を受けることによって冷涼な気候の下、良質なブドウが栽培されています。プルピットロックは、2003年に設立された新しいワイナリー。名前は、ワイナリーの後ろ側にある地形が地学的にすごく珍しいとのことで、その名を採っています。
昔、ヨーロッパの植民者達がこの地に着いた時に、ここで休息したという話が残っています。ワインの名前もそこから「ケープの安息の地」と名付けられたのです。その名の通り、何もないゆっくりした時間が流れる静かな田舎という感じの場所から素晴らしいワインが生まれます。
ピーチ、メロン、洋ナシなどを思わせる果実香、白い花をイメージするフローラルな香り、僅かに燻し香、石灰質を感じるミネラルなどが香ります。口の中にトロピカルフルーツや完熟メロンをイメージする旨味豊かな果実味が広がります。程よい酸とミネラルに富み、旨味豊かに膨らみますが、ボヤケタ印象はなく、メリハリがある味わいです。余韻はやや長く果実の旨味が後味にも長く残る印象です。トロピカルフルーツや完熟メロンをイメージする果実味が豊かに広がり、膨らみがあり、余韻の長い旨味豊かなヴィンテージです。
黄桃、熟したメロンなどを思わせる果実香、カラメル香、ブリオッシュ香、木質香、燻し香などが香ります。口の中によく熟した果実味が程よい樽熟成から由来する風味を伴って豊かに広がります。膨らみがありふくよかで程よい酸とミネラルを感じ、しっかりした骨格も備えています。余韻はやや長く、果実の旨味と共に、樽熟成から由来する苦味の要素が後味に残ります。樽熟成から由来する風味はよく熟した果実味に溶け込み、膨らみがあり程よいボディーを感じ、しっかりした骨格も備えたお買い得な樽熟タイプのシャルドネです。
黄桃、リンゴなどを思わせる果実香、ハチミツ香、カラメル香、燻し香、石灰質を感じるミネラルなどが香ります。口の中によく熟した印象の旨味豊かな果実味が広がります。比較的豊かな酸と程よいミネラルを備え、膨らみある味わいですが、メリハリがあり、程よい骨格を感じます。余韻はやや長く、果実の旨味と共に、後味に僅かですが苦味の要素が現れます。よく熟した果実味と併せてハチミツを思わせる旨味が膨らむイメージの豊かな味わいですが、適度な酸とミネラルを感じ、メリハリがあり、バランス良くまとまった心地良いシャルドネです。
洋ナシ、ピーチなどを思わせる果実香、シロップ、水飴、石灰質を感じるミネラルなどが香ります。口の中に果実のコンポートのような旨味豊かな果実味が広がります。程よい酸を備え、クリーンで爽やかなイメージですが、適度にミネラルを感じ、しっかりした骨格も意識させます。余韻は中庸で、果実の旨味と共に、僅かに苦味の要素が現れます。クリーンで綺麗な果実味が素直に広がる印象の、爽やかでしかも適度な骨格も備えたヴィンテージです。
洋ナシ、メロンなどを思わせる果実香、白い花、水飴、シロップ、僅かに潮の風味、石灰質を感じるミネラルなどが香ります。口の中にコンポートを思わせる優しい果実の旨みが広がります。アルコールをやや強めに感じ膨らみがあり、やや塩味を帯びた程よい酸を備え骨格のしっかりした味わいです。余韻は中庸で果実の旨みと共にアミノ酸を思わせる旨み、やや塩味を帯びた酸が現れます。コンポートを思わせる優しい果実の旨み、やや塩味を帯びた酸とやや強めなアルコールが特徴的なクリーンなイメージですが骨格のしっかりしたヴィンテージです。
メロン、ピーチなどを思わせる果実香、コンポート、蜂蜜香、僅かにナッティーな風味、カラメル香、石灰質を感じるミネラルなどが香ります。口の中にやや塩味を帯びた印象の酸を伴った熟した果実の旨味が広がります。アルコールをやや強く感じ,膨らみある味わいです。酸は豊かですが突出したイメージではなく、骨格のしっかりした味わいで余韻は長めです。果実の旨味と共にミネラルから由来する収縮感、僅かにナッティーな風味、カラメルの風味が現われます。塩味を帯びた酸が特徴的な熟した印象の果実の旨味が広がる膨らみのある骨格のしっかりしたシャルドネです。
リンゴ、黄桃などを思わせる果実香、燻し香、カラメル香、ナッツ、トースト香、オイリーな風味などを感じます。口の中に旨味豊かな果実味が広がります。やや塩味を帯びたイメージの比較的豊かな酸を感じ、骨格のはっきりしたメリハリある味わいです。果実の旨味と共に、ナッティーな旨味の要素や潮を感じるミネラルなどが膨らみます。余韻は中庸で、比較的豊かな酸を伴った果実の旨味と僅かに苦味の要素が残ります。やや塩味を帯びた印象の酸が特徴的な、適度な樽の風味を感じ、バランス良く骨格のしっかりした良質なシャルドネです。
※麦ちゃん評価とは？
