ヴィーニョ・ヴェルデとは
ヴィーニョ・ヴェルデは、ポルトガル北部のミーニョ地方で造られるワインの産地名称(D.O.P.)です。爽やかな酸味と軽快な飲み口を持つ微発泡タイプが広く知られていますが、近年では微発泡を伴わない本格的なスティルワインも高い評価を集めています。
「D.O.P.ヴィーニョ・ヴェルデ」の表記は、ポルトガルのワイン法で定められた厳格な基準を満たしたワインにのみ認められています。
使用される品種は、アルヴァリーニョをはじめ、ローレイロ、アリント、アザル、トラジャドゥーラなど45品種が認可されており、その多くがポルトガル固有の土着品種です。単一品種で仕立てるものもありますが、複数の品種をブレンドすることで、それぞれの個性を引き出したワインが数多く生み出されています。
緑のワイン
ポルトガル語で「ヴィーニョ(Vinho)」はワイン、「ヴェルデ(Verde)」は緑を意味します。直訳すると「緑のワイン」ですが、ワインの色を表しているわけではありません。
この「緑」は、若々しくフレッシュなスタイルを意味するとされており、ヴィーニョ・ヴェルデは爽やかな酸味と軽快な飲み口が大きな特徴です。
一般的には、発酵由来のごく軽い発泡感を持つ白ワインが広く親しまれており、アルコール度数も比較的低めで、気軽に楽しめるスタイルとして人気があります。
一方で近年は、微発泡を伴わない本格的なスティルワインも数多く生産されており、アルヴァリーニョやアヴェッソなどの土着品種から造られる上質なワインは、世界的にも高い評価を獲得しています。
キンタ・ダ・ハーザ Quinta da Raza
『ヴィーニョ・ヴェルデ最内陸の銘醸地バシュトの個性を映し出す実力派ワイナリー』
キンタ・ダ・ハーザは、ポルトガル最北部ミーニョ地方、D.O.P.ヴィーニョ・ヴェルデのサブリージョン「バシュト(Basto)」に位置する家族経営のワイナリーです。18世紀から続く歴史を持ち、現在は5代目ジョゼ・ディオゴ・テイシェイラ・コエリョ氏がその伝統を受け継いでいます。
ヴィーニョ・ヴェルデといえば、爽やかで僅かな発泡があり、軽快なスタイルを思い浮かべる方も多いと思いますが、キンタ・ダ・ハーザではもちろんその魅力を備えたワインを手掛けつつ、さらに土着品種の個性とテロワールを表現した、本格的で熟成のポテンシャルを備えたワイン造りに力を注いでいます。
ワイナリーが位置するバシュトは、ヴィーニョ・ヴェルデで最も内陸にあるサブリージョン。夏は暑く日照量に恵まれ、アザル、アヴェッソ、アルヴァリーニョなどの土着品種が理想的に成熟します。花崗岩主体の土壌と内陸性気候が生み出すワインは、豊かな果実味と生き生きとした酸、しっかりとした骨格が魅力です。
その品質は高く評価されており、『ワイン・アドヴォケイト』や『ワイン・エンスージアスト』などの著名ワイン誌でも好評価を獲得。軽快なヴィーニョ・ヴェルデから本格派のキュヴェまで、バシュトの個性を見事に表現する注目の生産者です。
キンタ・ダ・ハーザ5代目オーナー輸出担当マファルダさん
醸造は夫のジョゼが担当しています。