2003年、ポルトガルの新興産地アレンテージョに設立された新しいワイナリーです。コストパフォーマンスの高いワインを造るだけでなく、環境を大切にする事も理念にもっており、環境保全型農法を実施しています。良いコルクを作るには植樹から40年はかかると言われるコルクの樹ですが、アレクシャンドレ・レウヴァスでは1998年~1999年の間に10万本も植樹しました。その理由、一つには樹皮CO2削減です。コルクは伐採して作るのではなく、樹皮のみを剥いで樹皮から作られます。そして、樹皮を剥いだ樹は剥ぐ前の5倍のCO2を吸収すると言われています。また、1トンのスクリュー・キャップを作るのに10キロの二酸化炭素を排出するのに対し、1トンのコルクを作るには2.5キロの二酸化炭素を吸収すると言われて います。そして、ポルトガルでコルクの森と言われている"Montados"はヨーロッパで最も生物の多様性に富む場所のひとつです。ここには絶滅寸前と考えられている135種の植物と42種の鳥類が棲んでいます。それらの保護のためにもコルクを植えているのです。