日本に本物のワインを
「日本にはまだ、本物のワインが普及していません。本物のワインづくりは、しょうゆ醸造を仕事とするわが社こそがやるべきです」。1962年、一人の研究者のそんな言葉から、キッコーマンのワインづくりが始まりました。それ以来、キッコーマンは「マンズワイン」ブランドで、多様化するお客さまのニーズに応えながら、常に高品質なワインを提供してきました。
山梨県の勝沼と長野県の小諸にワイナリーを築き、日本の風土で育まれたぶどうから、世界各地で研究を重ねた技術者たちがぶどうの可能性を最大限に引き出すワインづくりを続けて参りました。またそこで働くすべての人が、自分たちのワインづくりに誇りを持ち、いつどんな局面でも、より良い品質のワインをつくることをめざしてきました。
ソラリスについて
「ソラリス」シリーズは、日本の風土を活かし、世界の銘醸ワインと肩を並べることを目指して造られたプレミアムワインです。SOLARIS(ソラリス)とは、ラテン語で「太陽」という意味。陽光をたっぷり浴びて育つ
良質のぶどうだけを使う、というマンズワインの思いを込めた言葉です。
日本の風土で、世界の銘醸ワインと肩を並べるプレミアムワインを造るために、
その年に収穫したぶどうのポテンシャルを最大限に引き出す努力を、決して惜しむことなく、積み重ねています。
ソラリス立ち上げ初期の2005年、
ワイン大国フランスのシラク大統領(当時)来日時の晩餐会に
「ソラリス 信州 東山 カベルネ・ソーヴィニョン 2000」が提供されました。
これを機に世界の要人を迎える重要な席や国際会議、
また国際線エアライン等にも度々採用されるようになります。
近年では、2017年メイ英国首相(当時)に「ソラリス 信州 小諸 メルロー」、
同年トランプ米大統領(当時)に「ソラリス 信州 東山 カベルネ・ソーヴィニョン」、
2019年マクロン仏大統領に「ソラリス マニフィカ」、
2022年ショルツ独首相に「ソラリス 信州 小諸 メルロー」等、
各国首脳来日時に提供いただいてます。
完璧なタイミングでの収穫を可能にする
マンズ・レインカット栽培法
「年間降雨量の多い日本で、健全なワイン用ぶどうを育成するにはどうするか。」
この課題を克服するため、ぶどうの垣根をビニールで覆って雨を防ぐ「マンズ・レインカット栽培法」を編み出しました。
これによりぶどうを病害から守り、理想的な状態まで熟すのを待つことができるため、完璧なタイミングでの収穫が可能となります。
*マンズ・レインカット栽培法とは
降雨量の多い日本の風土に合わせたぶどうの栽培形態として「垣根づくり」を採用し、さらに垣根全体に「簡易雨避け装置」としてのビニールカバーで覆いをかけることで、悪天時には雨がぶどうに直接当たるのを防げるようにした栽培方法です。これにより、熟度の高いぶどうを安定して収穫できるようになりました。