ノウジェヴィンヤードは𠮷原数道氏が2016年より長野県筑北地域の麻績村で開墾を始めた標高600m~900mの高地に点在するブドウ畑です。「ノウジェ」のネーミングは山深くに「農慈様」と地域の人々に崇められた石像があることから農業に対する慈愛の意味を込め名付けられました。聖山麓に抱えられた南向き斜面に点在する多様な土質と多様な標高差の畑から、その場所に合ったブドウ品種を選出して栽培し、地域のテロワールを移し取るブドウを収穫しています。様々な畑で収穫されたブドウ品種を絶妙なブレンドで仕上げるのがノウジェヴィンヤードの真骨頂です。ワイン醸成は近隣のドメーヌ・ヒロキ(株式会社ヴィニョブル安曇野)に委託しています。
エチケットの「MANDARA」について
小盆地、筑北地域は長野ワイン未開の地。四阿屋山と聖高原にゆるりと囲まれ、東西南北変化に富む地質と標高。「曼荼羅(マンダラ)」とは仏教用語。元々、石像など仏教に関係した土地で、土壌や標高も違う(標高:600-900m)様々な畑があり、それに合わせたブドウを植えていくことから、𠮷原さんご本人が「曼荼羅農法」と命名。小規模な耕作地を集め「曼荼羅」のように農耕展開しています。
醸造委託:ドメーヌ・ヒロキ(株式会社ヴィニョブル安曇野)
ヴィニョブル安曇野は池田の地で2009年にブドウ作りに着手、ワイン用ブドウ作りの先駆的農家です。ブドウ作りに適した風土に支えられ、まごころを込めた栽培を進め、現在、良質なブドウ作りで高い評価を得ています。今、自らの手で「ブドウの想い」を引き出すような、語りかけるような味わいのワインを創りたい。そんな想いで二代目、弘樹の名を冠したワイナリーを開設しました。優れた風土で育った良質のブドウ、それぞれの個性を素直に引き出した表情豊かなワイン、そんなワインを提供しています。
生産地は北アルプスを西に見て対面のなだらかに広がる池田、中山間地。北アルプスからの北寄りの風が吹き抜ける。一年を通じて風通しが良く1日の寒暖差が大きい。そして斜面の畑地は水はけが良い。ワイン用ブドウ作りにこれ以上ない条件が揃った大地。今、優れたブドウを、そして世界に誇る池田のワインを生み出します。