ジャコメッリは、トスカーナに隣接するラ・スペツィア県のカステルヌオーヴォ・マグラで祖父からブドウ畑を引き継いだロベルト・ペタッキによって1993年に設立されました。海と山の影響を両方とも受けた自社の合計12haの畑から、リグーリアの伝統的な品種(ヴェルメンティーノ、トレビアーノやマルヴァジア等)を栽培、ミネラルリッチでかつ、繊細さと優美が調和する個性豊かなワインを造り出しています。
このエリアはアルプスからの冷涼な風と、温暖な地中海の影響を受け、昼夜の寒暖差が非常に大きく、素晴らしい酸を保ったワインが造られます。平地のブドウ畑からはチャーミングで直ぐ楽しめるIGTリグーリアを、丘にあるブドウ畑からはより複雑でストラクチャーのしっかりしたDOCコッリ・ディ・ルーニを生産しています。殺虫剤や殺菌剤、除草剤などは一切使用せず、肥料もマメ科植物の堆肥や緑肥など自然堆肥のみを使用。さらに畑を芝生で覆うことで土壌の肥沃度が維持され、そこに住む微生物の成長のために生態的地位を作りだすなど、環境に優しい栽培を行っています。(ヴィーニブオーニディタリアよりEco-Friendly賞受賞)
醸造はステンレスタンクにて実行。培養酵母を使って発酵。熟成は澱と共に、バトナージュしながら行います。年産8万本。スローワイン、ガンベロロッソ、ヴィタエ、ビベンダやヴィーニブオーニディタリアなどで、高い評価を経ています。イタリアソムリエ協会出版のヴィタエ2018では、ピアナッチェがリグーリアを代表する一本として選ばれ、最高賞のTastevinも受賞しました。