アメリカンチェリーをイメージする濃縮感ある果実味心地よく溶け込む樽熟成から由来する風味を感じます。
膨らみある味わいでシルキーで柔らかく複雑味を備えた旨味の要素は次第に現れるピノ・ノワールです。
4.05点
フランボワーズ、アメリカンチェリーなどを思わせる果実香、カラメル香、木質香、燻し香、発酵食品香、僅かに動物的ニュアンスなどが香ります。口の中にアメリカンチェリーをイメージする濃縮感ある果実味が樽熟成から由来する風味を心地よく伴い豊かに広がります。程よい酸とミネラルに富み、膨らみある味わいです。タンニンは程良いものがありますが、シルキーで柔らかく荒々しいところはありません。余韻はやや長く果実の旨味が後味に心地良く残ります。アメリカンチェリーをイメージする濃縮感ある果実味、心地よく溶け込む樽熟成から由来する風味、膨らみある味わいでシルキーで柔らかく、複雑味を備えた旨味の要素は次第に現れるピノ・ノワールです。
鶏肉の赤ワイン煮込み、パスタボロネーゼ、ポークカツレツ、鶏肉の山賊焼き
※麦ちゃん評価とは?
ワインブティックヴァンヴァン本店【会員特別価格商品】
クーポン期間11/26(日)10:00~12/5(火)23:59まで
ワイナリーの歴史は19世紀初頭、ドイツ南部のファルツ地方で名声を誇った「ジョルダン・エステイト」に遡ります。1848年、この銘醸ワイナリーは、当主の死により3人の子供に分割相続されます。その一人でエステイトの娘夫婦ダインハード家が父親から分割相続した畑をもとに「ダインハード醸造所」を設立。そして、1907年にはさらにその娘夫婦にあたるフォン・ウィニング夫妻へと継承され、ワイナリー名は「Hauptmann von Winning'sches Edelweingut」に改められました。
1907年に継承されたワイナリーは、夫レオポルト・フォン・ウィニング氏の揺るぎない情熱に支えられ、クオリティは次のレベルへと昇華しました。レオポルト・フォン・ウィニング氏は、900年前に皇帝から称号を与えられた貴族の流れを汲む人物ですが、ワイン造りに大変な情熱を注ぎ、現在のドイツ優良生産者組合「VDP」設立の功労者にもなります(VDPの前身にあたる「Deutscher Weinbauverband」の設立者でもある)。こうして、「フォン・ウィニング」の名前はそのまま優れた品質を表すようになります。 第一次大戦までの間、ファルツで最も輝くワイナリーとなりますが、大戦後の1918年、売却されたワイナリーはフォン・ウィニングの名を使用することが許されず、その名称を元の設立者の名であるダインハードに戻し、「Dr.ダインハード醸造所」に改めました。
「フォン・ウィニング」の名を冠した現在のワイナリーは、こうした複雑な相続と売却の背景を持つ銘醸ワイナリーに再び命を吹き込むプロジェクトとして、2007年に起業家のアヒム・ニーダーベルガー氏の手により誕生しました。ニーダーベルガー氏は分割でバラバラになってしまっていたダイデスハイムの銘醸ジョルダン・エステイト(いわゆるJordan'sche Teilung)を構成していた3つの醸造所、「Bassermann-Jordan醸造所」、「Von Buhl醸造所」、さらに「ダインハード醸造所」を5年の歳月をかけて買い取ります。これら3つのエステイトは独立して運営されていますが、フォン・ウィニング家の流れをくむダインハード醸造所は、ニーダーベルガー氏が同家とと非常に親しい関係にあったことから、再び「ヴァイングート・フォン・ウィニング」として蘇り、最高責任者にステファン・アトマン氏を迎え入れることで新たな一歩を踏み出しました。 ワイナリーでは、「畑の可能性を引き出し、最高品質のワインを造る」ことをモットーに、フォン・ウィニングとドクター・ダインハードの二つのブランドを掲げてクオリティワインを生み出しています。長年受け継がれてきた遺産や伝統を大切にするとともに、最新の設備・技術をもってワイン造りを行っていくことで、新たな歴史を刻みはじめています。
アメリカンチェリー、プラムのジャムなどを思わせる果実香、カラメル香、ナッティーな風味、僅かに木質香などが香ります。口の中に程良い濃縮感あるチャーミングな果実味が旨味豊かに広がります。程よい酸とミネラルを感じ、透明感があり、メリハリがあり、しっかりした骨格を備えています。タンニンは程よいものがありますが、シルキーで柔らかく荒々しいところはありません。余韻はやや長く後味に優しいチャーミングな果実味が後味に残ります。程よく濃縮したチャーミングな果実味、綺麗な酸を感じ透明感があり、力強い印象も受けますが、シルキーで柔らかい膨らみあるピノ・ノワール(シュペートブルグンダー)です。
鶏肉の赤ワイン煮込み、ミートソーススパゲッティ、白身魚のフライタルタルソース、豚肉のピカタ