トロピカルフルーツや蜂蜜の要素が感じられ、集約した果実味があります。
300年以上続く家系です。オーナーのルドルフ ファウスは、ラインガウのシュロス ヨハニスベルクで修行をし、またガイゼンハイムのワイン学校でも学びました。その後、父ハインツとワイン造りを共にしましたが、現在父は引退し、彼が引き継いでいます。ラベルにはハインツの名前が残っています。所有する畑は25.5haで、最も大きな畑はウ-デンハイムにあります。注目すべきはアイスヴァイン以上のクラスで、とてもリーズナブルです。 父の長年の経験が、BAやTBA、アイスヴァインの成功に役立っています。ただ、父はリースリングやシルヴァーナーなど伝統的な品種のアイスヴァインを造っていましたが、ルドルフは普通使わない葡萄品種(シャルドネなど)からもアイスヴァインを造ろうとしています。アイスヴァインだけは、特別に培養した酵母で安定した発酵をさせています。「1974年に父がアイスワインを造り始め、それ以来(2、3年の例外はあったものの)毎年挑戦してきました。アイスワインを造ることは私たち家族にとって伝統となり、今も挑戦を続けているのです」。 何度も調査員が来てアイスヴァイン用の畑の大きさとその葡萄の品質(アイスヴァインとして認められるか)、収穫時の葡萄の状態と収穫予定の面積、収穫された葡萄の収量とその品質、醸造されている途中のワインの量と品質、ボトリングされる予定の量と品質、ボトリングされた後の量などをチェックしていきます。また、温暖化により、自然条件が厳しくなってきました。
クーポン期間11/26(日)10:00~12/5(火)23:59まで
外気温がマイナス7度以下で収穫しなければならない、という規定があるアイスヴァインは、気候変動の影響で造るのが非常に難しくなっている、たいへん貴重なワインです。気温が下がるまで辛抱強く待つ忍耐力、待っている間に葡萄が痛んでしまい、収穫を失うかもしれない、というリスクを負いながら畑で数多くの作業を行った結果、得られた努力の賜物と言えます。しっかりと凍った状態で収穫された葡萄は、セラーに運ばれ、凍った状態のまま圧搾されます。果汁は非常に凝縮されているため、発酵は非常にゆっくりとしか進みません。トロピカルフルーツや蜂蜜の要素が感じられ、集約した果実味があります。