豊潤で複雑な香り、程よい濃縮感ある果実味心地良く溶け込む樽熟成から由来する風味綺麗な酸を感じ、透明感があります。
力強いけれど、あくまでもシルキーな今後の熟成も大いに期待出来るポテンシャルの高いピノ・ノワールです。
4.3~4.35点
アメリカンチェリー、プラムなどを思わせる果実香、カラメル香、カカオの風味、ナッティーな風味、木質香、燻し香、僅かに動物的ニュアンスなど複雑に豊かに香ります。口の中に程良く濃縮した果実味が樽熟成から由来する風味を心地よく伴い豊かに広がります。程よい酸とミネラルを感じ、ピノらしい透明感もあり、メリハリがあり、しっかりした骨格を備えています。タンニンは程よいものがあり、力強さも感じますが、シルキーで柔らかく、荒々しいところはありません。余韻は長く、果実の旨味と共に樽熟成から由来する複雑味が後味に現れます。豊潤で複雑な香り、程よい濃縮感ある果実味、心地良く溶け込む樽熟成から由来する風味、綺麗な酸を感じ、透明感があり、力強いけれど、あくまでもシルキーな今後の熟成も大いに期待出来るポテンシャルの高いピノ・ノワールです。
鴨肉のローストオレンジソース、鶏肉の赤ワイン煮込み、ローストビーフ、パスタボロネーゼ
※麦ちゃん評価とは?
ワインブティックヴァンヴァン本店【会員特別価格商品】
クーポン期間11/26(日)10:00~12/5(火)23:59まで
ファルツのハインフェルトにある家族経営のワイン生産者です。これまでは国内(近隣)の個人客への販売がほとんどで、輸出は行っていませんでした。1980年に現当主ベルンハルトが引き継いだ時の畑は3ha足らず。2017年に後継者となる息子さんのアレクサンダー・コッホが加わり現在畑は50haにまで広がりました。 南ファルツは、粘土石灰質土壌のため、ピノ・ノワール、シャルドネ、ヴァイスブルグンダー、グラウブルグンダーなどに力を入れています。他にも、ドルンフェルダーやカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロを植えており、20品種以上を手掛けています。生産比率は、赤白各50%ずつです。
ワイン造りをするのは、兵庫県出身の坂田千枝さん。幼い頃から果樹栽培の仕事をしたいと考えていました。地元の農業高校に進学し、17歳の時にドイツにホームステイしたことがきっかけとなり、ドイツへ。職業訓練を受け、ラインガウやアールで研修を積みました。2013年末から、コッホで働いています。普段は、一人でセラーの仕事を担当しています。ベルンハルトから学んだことは「お客様が求めるワインを造ること」。ブルゴーニュのピノ・ノワールが好きで、それに近づけていきたいと考えています。 ワインのベストな状態を考えて、添加物は極力加えないようにしています。赤は基本的にノンフィルター、白はベントナイト処理を行わないようにしています。低価格帯のワインにも1つ1つたんぱく質沈殿率のチェックを行っています。「低価格帯のワインも、上級クラスのワインにも同じ労力をかけています。」と坂田さんは語ります。酵母は選別酵母ですが、2009年にブルゴーニュスタイルのピノ・ノワールを造り始めて以来、2013年頃から「ヴィヌム」や「ゴーミヨ」などのワインガイドに掲載されるようになりました。
2023年 6月6日 坂田千枝さん来日記念 テイスティングセミナーにて