2016年ヴィンテージコメント
(2019年1月14日試飲)

カシス、プラムなどを思わせる果実香、カラメル香、ヴァニラ香、ナッティーな風味、燻し香、木質香、杉の葉・ピーマンなどの青味の要素、胡椒・ナツメグなどのスパイスの風味、鉱物を感じるミネラルなどが複雑に豊かに香ります。口の中に樽熟成から由来する風味をやや強めに伴った濃縮した果実味が豊かに広がります。アルコールをやや強めに感じ、膨らみある味わいで、適度な酸とミネラルを感じ、骨太で力強くしっかりした骨格を感じます。タンニンは強めで、収縮感はあるものの荒らしいイメージはありません。余韻は長く、後味に果実の旨味と樽熟成から由来する複雑味、苦味と収斂性などが現れます。樽熟成から由来する風味をやや強めに伴った濃縮感ある果実味が豊かに広がり、カベルネらしい青味の要素を心地よく感じ、骨太で骨格のしっかりしたバランス良い1本です。