昨晩、11月8日の試飲ワインは
白ワイン1本、赤ワイン2本でした。
1本目、白ワイン
ドメーヌ・ラファージュ キュヴェ・サントネール 2010
ラングドックの白ワインです。
膨らみありバランス良い味わいです。
麦ちゃん評価 3.85
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
かなり高評価ですが、
これと言ったインパクトが足りない・・・・
個人的には高く評価しますが、
非常に売りづらいワインです。
迷うところですが・・・・・
迷ったら取り扱わないということでしょうか。
2本目、赤ワイン
ポークパインリッジ シラー 2010
ヴィンテージ変更による試飲です。
麦ちゃん評価 3.8~3.85点
前ヴィンテージの方が力強く評価が高いと思いますが、
まずまずの出来ですので引き続いて採用します。
テイスティングコメント
干しプラム、ブルーベリーのジャムを思わせる果実香、強めに感じる燻し香、ブラックペッパー・ナツメグなどスパイス香、樽熟成から由来する木質香、ヴァニラ香などを感じます。口の中にジャミーで濃縮感ある旨味豊かな果実味が広がります。酸は比較的穏やかに感じますので、より旨味を素直に感じることが出来ます。ただし、酸は穏やかですが、ぼやけた印象はありません。適度なタンニンがあり、程よいボディーを感じ、力強さも備えていますが、尖った印象はありません。余韻はやや長く後味にもジャミーな果実の旨味が残ります。適度なボディーを備え、濃縮したジャミーな果実の旨味を素直に感じることが出来るヴィンテージです。
3本目、赤ワイン
シャトー・モンペラ 2009
漫画「神の雫」で一躍有名となったボルドーワインです。
漫画に登場したのは2001年ヴィンテージでしたが、
この2009年はどうでしょうか?
2009年はボルドーの超当たり年と言われるヴィンテージです。
麦ちゃん評価 3.9点
傑作までいかないもののかなりの高得点です。
販売予定価格 2,750円税込
テイスティングコメント
紫の色調がやや強めの透けて通らないほど色の濃い黒に近い赤紫色の外観。ブルーベリーのジャム、干しプラムなどの果実香、ミルキーな要素、カカオ、ナッツ、チョコレート香、僅かに胡椒などスパイス香、樽熟成から由来する木質香など複雑に豊かに香ります。口の中に濃縮したジャミーな果実味が広がります。香りから感じるようなミルキーな風味を伴った旨味豊かな果実味です。適度な酸があり、メリハリある味わいです。タンニンは強く、収縮するものがあり力強く飲み応えあります。ボディーも厚く、未だ荒々しい印象を強く感じます。余韻は長く後味にも凝縮したジャミーな果実の旨味と収縮するタンニンが残ります。果実の旨味を豊かに感じるモダンなタイプのボルドーですが、未だ荒々しい印象を強く感じますので、今後の熟成が大いに期待出来るワインです。