メドック地区でも、 ひときわ美しいと言われるシャトーの1つ。かつて一級シャトー、マルゴーと並び、 マルゴー地区の二大シャトーと称されていたのが、シャトー・ディッサンです。その畑は、マルゴー地区の中でも最良な区画の一つとして名高い、カントナックの丘にあり、最も傾斜のあるブドウ栽培に最適な場所にあります。
シャトーの名声をさらに高めるきっかけとなったのが1994年。3代目オーナー、エマニュエル・クルーズ氏が経営に加わったことによって、ワイナリーに積極的な投資が行われるようになりました。また、左岸で活躍しているジャック・ボワスノ氏がコンサルタントを務め、シャトーの品質の向上に一役買っています。
ディッサンのワイン造りのモットーは、「王の食卓と神の祭壇のために」。かつて、後のヘンリー3世とアリエノール妃の婚礼で供されたこともあるほどで、偉大なエレガンスとフィネスを備え、格調高い味わいのあるワインです。