2014年ヴィンテージコメント
(2018年10月19日試飲)
プラムのジャム、乾燥プラムなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、燻し香、木質香、シナモン・ナツメグなどのスパイス香、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。口の中に濃縮した旨味の要素が濃い果実味がスパイスの風味と適度な樽熟成の風味を伴って豊かに広がります。アルコールを強めに感じ、ボリュームがあり、程よい酸とミネラルに富み、旨味豊かに膨らみますが、メリハリがあり骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強めですが、熟成により丸みを帯び、あくまでもシルキーで柔らかい印象です。余韻は長く、果実の柔らい旨味の要素が後味に長く残る印象です。濃縮したチャーミングで旨味豊かな果実味がストレートに豊かに膨らみ、スパイシーで力強い印象も受けますが、あくまでもシルキーで柔らかく、余韻の長い上質なローヌワインです。