- 2018.02.04
350年以上もの長いワイン造りの歴史
350年以上もの長いワイン造りの歴史 1659年2月2日、南アフリカ最初のワインが造られました。今から350年以上も前の事です。初代ケープタウン総領事ヤン・ファン・リーベックの日誌にはこう書き留められています。「今日、神を賛美します。ケープのブドウから最初のワインが本日無事造られました。」 南アフリカワインの歴史は、オランダ東インド会社が、香辛料を求めてインドやアジアに向かう途中のケープタウンに食 […]
ワインブティックヴァンヴァン シニアソムリエ麦ちゃんブログ ワインブティックヴァンヴァン店主ソムリエ麦ちゃんこと麦島泰彦のテイスティングブログです。 ソムリエ歴23年、シニアソムリエ認定NO.613 ワインの魅力を発信します。特に南アフリカワインの品揃えは日本一!
350年以上もの長いワイン造りの歴史 1659年2月2日、南アフリカ最初のワインが造られました。今から350年以上も前の事です。初代ケープタウン総領事ヤン・ファン・リーベックの日誌にはこう書き留められています。「今日、神を賛美します。ケープのブドウから最初のワインが本日無事造られました。」 南アフリカワインの歴史は、オランダ東インド会社が、香辛料を求めてインドやアジアに向かう途中のケープタウンに食 […]
WOで定められたワイン栽培地域と様々なテロワール 原産地呼称制度のWO(Wine of Origin)は1973年に制定されました。WOで規定されているワイン産地は州単位から小地区まで4段階に分かれていて、ワインに表記されている生産地のブドウを100%使用することが義務付けられています。 州域 (GU:Geographical Unit ジオグラフィック・ユニット) 地域 (Region リジョン […]
様々な品種から造られるバラエティに富んだワイン ワイン用品種として栽培出来るのは現在94品種とされています。南アフリカのブドウ畑の総面積は約10万ha。白ワイン用品種が55%、赤ワイン用品種が45%です。 生産量の多い白ワイン品種 生産量の多い赤ワイン品種 1.シュナン・ブラン 1.カベルネ・ソーヴィニョン 2.コロンバール 2.シラーズ 3.ソーヴィニョン・ブラン 3.ピノタージュ 4.シャルド […]
世界で評価されるワインの品質 南アフリカワインは「旧世界のエレガントさと新世界の果実味を兼ね備えている」と言われます。新世界ワインとはアメリカ、チリ、オーストラリアのようなワインの新興国で果実味重視のワインのことで、対する旧世界ワインとはヨーロッパのワインでフランス、イタリア、スペインなどのエレガントで複雑なワインを差します。 南アフリカワインはワイン勢力図では新世界に位置付けられますが、個人的に […]
環境に調和したワイン生産と人に優しいワイン造り 1998年に制定されたIPW(Integrated Production of Wine)は世界で最も厳しいワイン生産のガイドラインです。自然環境の保護とワイン生産者が長く永続的にブドウ栽培が出来ること、この2つを両立させることが目的です。このガイドラインにより酸化防止剤の使用は世界一厳しい250mg/L以下に抑えられています。(ドイツ300mg/L […]
ワインに対する情熱と急速なワイン産業の発展 1994年ネルソン・マンデラの大統領就任により、アパルトヘイトは撤廃されました。差別した方もされた方もお互いを理解し合い、民族融和の道を選んだのです。和解を追求した南アフリカの国民は敬意をもって「レインボー・ネーション(虹の民)」と呼ばれています。実際ワイナリーを訪れると、多くの黒人がそこで働き、中にはワインメーカーを担当する方もいれば、ワイナリーを運営 […]
ブドウ栽培に最適なテロワール(気候・土壌・地形) 南アフリカ共和国の国土の大部分は、日照時間が長く、高温で暑くブドウ栽培には不向きです。ただし西ケープ州だけは例外です。州都ケープ・タウンの夏季の平均気温は東京よりも低く、冬季の平均気温は東京よりも高くなっています。西ケープ州は私たちがイメージする南アフリカの気候とは異なり、南極に近いため、比較的冷涼で四季もあり、ブドウ栽培に適した気候なのです。広大 […]
日本での南アフリカワインに対する認知度は未だそれ程は高くありません。しかし世界中、特に欧米から非常に注目を集めているワイン産地なのです。何故なら南アフリカワインは品質が高水準でありながら、値段は安く多くのワイン愛好家を魅了しているからです。日本ではフランスワインの人気が高く、ワインの輸入量もフランスワインが長く1位の座を守っていました。ところが2016年日本へのワインの輸入量はフランスワインを抜い […]