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南アフリカ訪問記

ストーム(ウォーカー・ベイ) 2018.02.24
ストーム

ウォーカーベイのヘンメルアード地区の極小規模な生産者です。

ストーム

本拠地はアッパー・ヘンメル・アード・ヴァレーにありますが、

ヘンメルアード地区に3ヶ所に異なるテロワールの畑を

契約農家から借りてワイン造りを行っています。

ストーム

契約農家から借りているとは言え、その栽培は彼の納得いくものになるよう

細部に渡って指示を行っています。

醸造設備

一番標高の低いヘンメル・アード・ヴァレーのストーム・フレダの畑は
粘土質土壌で一番ボリュームのあるワインが造られます。

写真に見える赤土層の上がピノ・ノワール、その左がシャルドネの畑です。

ブドウ畑

フレダより約100m標高が高いアッパー・ヘンメル・アード・ヴァレーの

ストーム・イグニスの畑は、石灰質土壌で、ピノ・ノワールのみが栽培され、

3つ中でも一番繊細なワインに仕上がります。

ブドウ畑

さらにイグニスより約100m標高が高いヘンメル・アード・リッジの

ストーム・リッジの畑は、粘土質土壌で、こちらもピノ・ノワールのみが栽培され、

複雑味のある骨格のしっかりした1本芯の通ったワインが造られます。

ハネス・ストーム氏

ハミルトンラッセルの醸造責任者として10年以上務めたハネス・ストーム氏は、

ヘメル・アン・アード地区を知り尽くしていると言えるでしょう。

彼は2011年独立し、自身のワイナリー「ストーム・ワインズ」を設立しました。

ハネスは、ピノノワールにとってベストな場所で、最も美しいピノノワールを

造ることを目的に、その土地の特徴をワインで表現し出来る限り人の手を加えない

不干渉主義を貫く、南アフリカの新しい注目の造り手です。

ストーム・ワインズの説明を聞く
ハネス・ストーム氏と

畑を見学した後はワインのテイスティングです。

テイスティング

フレダ・ピノ・ノワール 2013 バックヴィンテージを含め、
5アイテムの試飲でした。

いずれのアイテムも素晴らしい品質ですが、
フレダ・シャルドネ 2017には特に感動を覚えました。

テイスティング
テイスティング

試飲の最後に、フレダ・シャルドネ2018のを
樽から直接スポイトで抜いて頂きました。

3日前に樽に入れたばかりでまだ発酵も始まっていない、
今はまだブドウジュースですが
豊かな酸と高い糖度を実感しました。

非常に気さくで優しい人柄が非常に好印象でした。

ストームで昼食

テイスティング終了後、その場で昼食を頂きました。

ハネス・ストーム氏の奥様とスタッフの方でご用意頂いた、
心のこもった手作りのおもてなしに感激です。

昼食
昼食
ストームで昼食
ストームで昼食

何とお二人は昨年結婚したばかりという事です。

新婚熱々カップルです。

ハネス・ストーム氏と奥様
ハネス・ストーム氏と奥様

大歓声が上がりましたが、
熱々ぶりに手元が狂ったのか、かなりボケちゃいました・・・・・・

ということで次はエルギンのポール・クルーヴァーに向かいます。

ポール・クルーヴァー(エルギン)&夕食  2018.02.24

いよいよポール・クルーヴァー訪問です。

今から約15年前、南アフリカワインにハマるきっかけとなったのが、
このポール・クルーヴァーとの出会いでした。

一度は訪問したいと思っておりましたが、その夢が叶う時がようやく訪れたのです。

ポール・クルーヴァー

ポールクルーバー・ワイナリーは、南アフリカ・ケープタウン周辺では

平均気温が最も低いエルギン地区にあります。

ここは、フランス・ブルゴーニュ地方とほぼ同じ気候で涼しく、

そのためワイン用のブドウがゆっくり成長し、

良質のブドウが穫れる地域として知られています。

そのエルギン地区のパイオニアがポール・クルーヴァーなのです。

ポール・クルーヴァー
ポール・クルーヴァー
ポール・クルーヴァー

多くのワイナリーで犬を見かけますが、
ここでもワンちゃんが歓迎してくれました。

犬

あいにくの雨模様でしたので、畑の見学に出かけてはみたものの、
どしゃ降りに合い、畑の見学は断念しました。

広大な敷地と自然豊かなローケーションを確認することが出来ず残念です。

しかし、比較的雨が多く、南アで最も冷涼だと言われるエルギンの気候を
体感出来たことに感謝したいと思います。

テイスティング

ポール・クルーヴァーのラインナップをテイスティングしました。

ここ数年夜10時からのナイトピッキングに切り替えたり、

フランスから著名なワイン醸造コンサルタントを招致したりして、

絶え間なく品質向上を目指しているとのことです。

テイスティング

2016年を最後にゲヴェルツトラミネールが無くなり、

リースリングは現在のドライなタイプとやや甘口タイプが1つに統合し、

2017年よりほんのり残党が残るタイプに統一されることになりました。

テイスティングのあと夕食です。

夕食
夕食
夕食
夕食
夕食
夕食

様々な塩を使って料理を楽しむ実験的な試みを提案している

ポール・クルーヴァーのレストランは本日休業ということで、

こちらのゲストルームでその試みを体感しました。

木製の長方形の6つの穴の開いた器に入っているのが色んな産地の塩です。

どの塩が合うのか確認しながら挑戦してみました。

色んな産地の塩

夕食後は今回の南ア訪問の一大イベントの野外コンサートです。

7時開演

雨が心配ですが、何とか回復しそうな天候です。

そして、寒いと言われるエルギンの夜を体感してきます。

ポールクルーヴァー野外コンサート

夏の間6回、ポール・クルーヴァーの敷地内で行われるという
屋外サマーコンサートですが、今回が今年の夏の最終日ということです。

カンパーイ

日本流の「カンパーイ」で盛り上がります。

背の高い白人の方が現社長のポール・クルーヴァー氏です。

ポール・クーヴァー家族との記念写真

ポール・クーヴァー家族との記念写真です。

真ん中の老夫婦が先代の社長ご夫妻。

ポール・クルーヴァーは代々の果樹農家でしたが、
ブドウを栽培してワインを造るようになったのは彼の時代からです。

その左がポール・クルーヴァーのお姉さん夫婦、夫のアンドリース氏は
醸造を担当しています。

もう一人のお姉さんリーズルさんはこの写真には間に合いませんでした。

彼女はマーケティングの責任者で、何度も日本に来日しています。

先ほど再会の時は思わずハグをしてしまいました。

女性とのハグ初体験です。

何となく南アフリカの雰囲気に染まってきたのかな?

いよいよコンサートのスタートです。

このコンサートの入場料や売店売上など全ての売り上げが
チャリティーとして寄付されています。

社会貢献にも積極的に取り組むポール・クルーヴァーなのです。

コンサート

夜7時と言っても辺りはまだ明るく、
大勢の観客で会場は埋まっています。

コンサート

約600人程の収容人数ですが、ほぼ満席状態です。

コンサート

南アフリカではかなり有名なロックバンドですが、

日本から来た我々は知らない曲ばかりですが、

かなりノリノリな音楽で思わず体が動いてしまいました。

コンサート

ポール・クルーヴァーのワインやシードルを飲みながら
楽しい時間を過ごせました。

コンサート

辺りも闇に包まれ、盛り上がりもピークを迎えます。

コンサート

長い長いアンコールが終わる頃は、観客は総立ちでした。

コンサート

9時半頃コンサートは終了しました。

今回楽しみにしていたポール・クルーヴァーを後にして、
ホテルに向かいます。

ホテルに着いたのが11時ちかくとなりました。

長い1日がようやく終わりました。

ケープ半島観光 2018.02.25

2月25日はワイナリー訪問はありません。

ケープ半島を急ぎ足で巡ります。

ケープ半島

ケープ半島の西、大西洋側のハウト湾でオットセイを見にドイカー島へ向かいました。

クルーズ

ドイカー島まで約15分所要時間約40分のクルーズです。

オットセイ

想像以上の数に驚かされました。

オットセイ

ケープ半島を横断し、インド洋側のボルダーズビーチにやってきました。

ボルダーズビーチ

ケープペンギン(英名アフリカペンギン)の生息地として知られています。

ケープペンギン

ちょうど繁殖時期と言うことで、卵を温める姿も見られました。

ケープペンギン

ケープペンギンは通常のペンギンより一回り小さいサイズです。

大勢の観光客

大勢の観光客が訪れていました。

ボルダーズビーチより喜望峰にやってきました。

バスコダガマの喜望峰の発見は歴史的に知られています。

バスコダガマの喜望峰

喜望峰は南アフリカ大陸最南西端に当たります。

ちなみに最南端はケープ・アギュラス岬です。

ケープ・ポイントはケープ半島の最南端となります。

バスコダガマの喜望峰

喜望峰からケープポイントはすぐ近くですが、途中でダチョウの群れに出会いました。

ダチョウ

ケープ・ポイントの灯台はケーブルカーを降りて120段の階段を登ったところです。

ケーブルカーを使わなくても大丈夫ですが、今回はケーブルカーで登りました。(歩いて約20分)

下りは歩いた方が気持ちいいです。

ケープ・ポイントの灯台
ケープ・ポイントの灯台

トップには世界の有名都市の方角と距離表示がありました。

ケープ・ポイントからの喜望峰

ケープ・ポイントからの喜望峰

ケープ・ポイントからの喜望峰

左に大西洋、右にインド洋 まさにトゥーオーシャンです。

ケープ・ポイント

ケープポイントの登り口のトゥーオーシャンズレストランで昼食

トゥーオーシャンズレストラン

インド洋が一望出来る絶景のレストランです。

昼食
昼食
昼食
昼食

昨日ヘルマナスのワインショップで買い出ししたワイン13アイテムを
テイスティングしながらの昼食でした。

テイスティングに夢中で最後のデザートのアイスが溶けてしまったのに
気づきませんでした。(画像は省略です)

テイスティング

何れも日本未入荷のワインですが、
この中から日本に入荷するアイテムが出てくるかもしれません。

ケープポイントをあとにケープタウンのお買い物スポット
ウォーターフロントでショッピングタイムです。

少ない時間の中でお土産を大量に購入。

時間がなかったのででショッピングの写真はありせん。

ウォーターフロントのおススメ撮影ポイント。

南アフリカで過去ノーベル賞を受賞した4人の銅像がテーブルマウンテンをバックに立っています。

ウォーターフロント

ポーズを決めていると白人の可愛い女の子が足にしがみついてきたので
思わず抱っこしてしまいました。

ウォーターフロント

マシュー・クローヌ氏と彼のワインの試飲をしてからの夕食です。

テイスティング

今現在はクローヌ氏の実家のワイナリーは人手に渡っておりますが、

マシューは契約農家から畝ごとに良いブドウだけを買取りワイン造りをしています。

昨年末に入荷して大好評の愛娘のアレキサンドラ名のスパークリングワインの他、

友人と共同で立ち上げたスティルワインもテイスティングしました。

次女が昨年生まれたので、彼女の名のロゼワインも造る予定とのことです。

テイスティングのあとのディナータイムも大変盛り上がりました。

今回のツアーの中で、どの食事も美味しく頂きましたが

個人的にはこのウォーターフロントでの食事が一番印象に残っています。

ディナー
ディナー
ディナー
ディナー
ディナー
ディナー

ディナーの最中に、マシュー・クローヌ氏の熱い想いをお聞きし、
何としても応援したいと思っています。

マシュー・クローヌ氏と

楽しいディナーのひと時を終え、シグナルヒルからの壮大な夜景を鑑賞

シグナルヒルからの夜景

ホテルに着いたのは23時頃。

今日も長い一日でした。

デイビット&ナディア(スワートランド) 2018.02.26

ケープタウンより北に位置する内陸部のスワートランドは

痩せた大地の続く、乾燥し高温で寒暖差の激しい地域です。

デイビット&ナディア

スワートランドでは、この地域らしい高品質なワインを造る目的で、

Swartland Independent Producers(SIP)が組織され、特に若手の醸造家達が、

ビオディナミを含めた自然農法で優れたワインを生産し、

今最も注目を集めているワイン産地となっています。

彼らもそもメンバーの一員です。

デイビット&ナディア

温度が高く乾燥した空気は、ステレンボッシュとは違い、
ジリジリと焼けつくような灼熱の太陽を感じます。

ブドウ畑

樹齢の高いブッシュヴァインの畑が地を這うように続いています。

ブッシュヴァインの畑

ブドウは契約農からの購入ですが、その栽培については細かく指示をだして、
彼らの思い描くブドウを生産しています。

ブッシュヴァインの畑

ブドウ畑を案内してくれたのは、ダーバンビル出身のアンドレ氏です。

彼は自らも自分自身のブランドを持ちますが、
ディヴィット氏の手伝いもしているということです。

アンドレ氏とブッシュヴァインの畑

今年2018年は西ケープ州全土に広がる水不足の影響で
生産量は例年の半分に激減するとのことです。

アンドレ氏とブッシュヴァインの畑

セラーも主たる契約農家から借りて行います。

現在ある施設で最良のワインを造るよう
あまり手を加えず自然なスタイルの醸造を行っています。

醸造設備
醸造設備
醸造設備

ボトリングをしたワインの管理はケープタウン近郊の
ボトルセラーを借りているとのことで、そこから直接出荷されます。

畑、セラーの見学の後はワインのテイスティングです。

テイスティング

オーナー兼醸造家のデイビッド氏は、ステレンボシュ大学でワイン醸造学を学んだ後、

ウォーターフォード、ラステンバーグ、サロンズバーグなどの南アフリカを代表する

生産者や海外のワイナリーで修業を積みました。

その際、特に南アフリカの南仏系品種に可能性を感じ、生まれ故郷のスワートランドに戻り、

2010年に自身のワイン「デイビッド」をスタートさせました。

奥さんのナディアさんは、同じくステレンボシュ大学でブドウ栽培学を学び、栽培担当をしています。

残念ながら今回は、ナディアさん会うことができませんでした。

テイスティング

15アイテムのワインのテイスティングを行いました。

15アイテムのワインのテイスティング

まだボトリングされていない2017年ヴィンテージのワインも試飲出来ました。

2017年ヴィンテージのワイン

いずれも綺麗でナチュラルなワインです。

この乾燥した暑い大地から、これ程新鮮なワイン出来上がるとは驚きです!

デイビット氏は、プロレスラーのように巨体で、
174cmある麦ちゃんでもまるで子供のように見えます。

しかし、近郊のマルムスベリーという人口5,000人程の小さな町で育ったという彼は
優しく素朴な性格に思われました。

デイビット氏と

畑を案内してくれたアンドレ氏の独自ブランドの成功も応援したいと思います。

アンドレ氏と
デイビット&ナディアでの昼食

テイスティングのあとはその場で心のこもったランチを頂きました。

デイビット&ナディアの昼食
デイビット&ナディアの昼食

サラダとキッシュの素朴なランチを美味しく頂きました。

普段の彼らの食生活をチラリと見た感じです。

デイビット&ナディアの昼食

太陽の下は暑くジリジリ焼け付くようですが、
日陰は乾燥しているため意外に涼しく過ごせます。

スワートランドの雰囲気の中で美味しくランチを頂きました。

デイビット&ナディアの昼食

灼熱の太陽のスワートランドから南下し、ステレンボッシュでも
最も海に近く、エルギン地区に隣接するウォーター・クルーフへ向かいます。

ウオータークルーフ(ステレンボッシュ) 2018.02.26 

灼熱のスワートランドからステレンボッシュでも海に近い
ウォータークルーフにやってきました。

ウォータークルーフ

整備されたブドウ畑が絵画のように綺麗に続いています。

ウォータークルーフ
ウォータークルーフ

イギリスでワイン輸入業で成功した現オーナーのポール・ボートゥノウ氏は、
自らのワイナリーを立ち上げるため理想な土地を探し求めました。

コートドール、シャブリ、ポイヤック、バローロなども調査したが、
10年かけて調査した結果、行きついたのがフォルス湾を眼下に見下ろせるこの南側斜面でした。

畑の標高は海抜150~300m、フォルス湾からは4~5kmの所であり、
ステレンボシュ地区内では、最も冷涼な場所です。

ポールは2004年にその農園を購入、2005年に初ヴィンテージを販売しました。

その後、世界中のビオディナミの畑を訪問し、そのワインに触れ、
2008年から自らもビオディナミに変わる事を決断しました。

2009年に世界的にもユニークで芸術的な
セラー、テイスティングルーム、レストランを完成させました。

ウォータークルーフ

玄関を抜けると眼下に卵型のコンクリートタンクが見える
非常にユニークな設計となっています。

醸造設備

レストランからは醸造設備がガラス越しに見る事が出来ます。

ちょうど足踏みでピシャージュの最中でした。

ピシャージュ

醸造責任者のナディアさんに醸造施設を案内して頂きました。

醸造責任者のナディアさん
醸造設備
醸造設備
醸造設備

素晴らしい醸造設備に感心させられました。

デイヴィット&ナディアのあとでしたので、さらに驚かされました。

オーナーの資金力の高さを感じます。

若いのに素晴らしいワインを手掛けるナディアさんです。

ナディアさんと

セラー見学のあとはビオ・ディナミ農法の勉強です。

ウシ

ウシ、ヤギ、ヒツジ、ニワトリを飼っていますが、
交代で飼う場所を移動させ堆肥を造るそうです。

ヤギ

肥料は敷地内で自分たちで造り、
月の満ち欠けに応じて様々作業を行います。

栽培家の口調も熱を帯びてきますが、ビオ・ディナミ農法は奥が深くて、
ついていけない部分が多くて理解出来ないことが多くありました。

ビオ・ディナミ農法

4頭の馬は働き者で繁忙期には朝から晩まで8時間の畑仕事をするそうです。

馬

眺望の良いテイスティングルームでワインの試飲です。

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