マン・ヴィントナーズの前身は5世代に渡るケープで最も古い家族経営のワイナリーの一つで、1947年に一旦ワインの生産を止めブドウを協同組合に販売するようになるまでは、100年余に渡りワイン造りをしてきました。 世代は変わり1998年、長男のフィリップ・マイバーグ氏は大学で法律を、次男のティレル・マイバーグ氏は哲学と法学を勉強していましたが、もう一度自分達のワイナリーに戻ってワイン造りをするという夢を捨てきれず、とうとうワイン造りに全ての情熱を捧げる決心をしたのです。 そして、2001年彼らに賛同し、同じくワイン造りに熱いパッションを抱く友人の醸造家ホセ・コンデ氏と共に新たなワイナリーを立ち上げました。自分たちが買いたいと思うようなワイン。コスパを追求した、そして外観のよさをコンセプトにワインは造られます。ワイナリーの名前「MAN」の由来は彼らの妻の名前、Marie(マリエ),Anette(アネッタ),そしてNick(ニック)の頭文字です。 そして今や、モダンなスタイルのヴァラエタルに特化したワインが評価され、生産量17万ケース、輸出国は25カ国と急速に発展を遂げているワイナリーとなりました。弟のティレル氏とホセ氏は2人ともワイン醸造家で、それぞれ自分のブティックワイナリーを持っています。マン・ヴィントナーズ自体は大規模ワイナリーとなりましたが、それぞれのブティックワイナリーでの経験を生かし、新しいコンセプトを取り入れるなどしてさらに成長を続けています。
2017年 3月南アフリカ訪問 スターク・コンデ・ワインズのスターク・コンデ氏と記念撮影(左) ジューステンベルグのオーナーのマイバーグ兄弟の弟のディレル氏と醸造家の方と記念撮影(右)
マン・ファミリー・ワインズ 訪問記はこちら 2017.3.28
クーポン期間1/27(金)10:00~2/5(日)23:59まで
プラム、アメリカンチェリーのジャムなどを思わせる果実香、杉の葉をイメージする青味の要素、胡椒などのスパイス香などが香ります。口の中に香りから想像するような心地よいグリーンテイストを伴った果実味が広がります。比較的豊かな酸を感じ、メリハリがあり、タンニンは程良いものを感じますが柔らかく荒々しいところはありません。余韻は中庸で、果実の旨味と共に後味に僅かに収縮感を感じます。カベルネらしいグリーンテーストとスパイスの風味が程よい濃縮感ある果実味に心地よく溶け込んだバランス良い1本です。
※麦ちゃん評価とは?