マーティンボローのリーディングワイナリー
パリサー・エステートは 20年以上に亘り、マーティンボローでプレミアムワインをリリースしてきたリーディングワイナリーです。1984年に最初にブドウ樹が植えられ、1991年、アラン・ジョンソンがチーフワインメーカーに就任して以来、国内外の数々の賞に輝いてきました。創業者リチャード・リッジフォードの引退後、2015年後任に、10年間パリサー・エステートのアシスタント・ワインメーカーとして従事していたピップ・グッドウィン女史が最高責任者に抜擢されました。今日もコンスタントにハイクオリティワインを送り出しています。
パリサー・エステートは「テラス」と呼ばれる何層にも重なる堆積土壌の土地に7つの自社畑を所有しています。マーティンボローの主要な土壌は沖積土壌で、中心地は粘土質やローム質の重い肥えた土壌が多いのに対し、川沿いのテラス周辺は砂利質土壌が広がり、地層は40~50mと非常に深いのが特徴です。南東のペンカロー湾から吹き込む強風の影響で、春先の芽吹きが不安定で低収量となり、小粒で果皮の厚い実がなります。
「エステート・シリーズ」と「ペンカロウ・シリーズ」
パリサー・エステートでは「エステート」と「ペンカロウ」と2つのレンジでリリースされます。「エステート・シリーズ」は主に樹齢の高い畑の低収量のブドウから造られ、一方「ペンカロウ・シリーズ」はフルーティで早くからバランスよく、親しみやすい味わいを目的にリーズナブルな価格で実現したワイン。パリサー・エステート全生産量の9割は自社畑のブドウを使用しています。
3つのサステイナビリティとオーガニック
パリサー・エステートは 3つの側面からサステイナブルに取り組んでいます。土壌(自然環境)、人間(地域社会)、ビジネス(企業責任)3つがサステイナブルであることが条件です。この3つがバランスよく機能することで、高品質ワインを安定的に生産することが可能になると考えます。パリサーの環境に配慮した取り組みは、2004年に環境マネジメントシステム国際規格の認証を受けた世界最初のワイナリーの1つとなるなど高く評価されています。2009年には CEMARS(二酸化炭素などの排出削減規制管理の認証)を受けました。自社畑は、2020年にファ・ヌイ・ヴィンヤード(旧ワレカウハウ・ヴィンヤード)、2021年にワイナリー・ヴィンヤードとオム・サンティ・ヴィンヤードがBioGroのオーガニック認証を受けました。ペンカロウ・ヴィンヤードは現在オーガニック転換中です。