2013年ヴィンテージコメント
(2014年1月30日試飲)
ブルーベリー、ブラックチェリーのジャムなどを思わせる果実香が主体です。キャンディーや水飴、シナモン・胡椒などを思わせるスパイス香などが加わります。口の中にフレッシュな程よい濃縮感のある果実味が広がります。アルコールをやや強めに感じ、膨らみある味わいですが、あくまでもフレッシュ感が特徴的なワインです。程よい酸を感じ、適度なタンニンを備え、やや収縮するものがあるものの柔らかい印象です。余韻は中庸、果実の旨味と共にスパイシーな風味、僅かに収縮するタンニンが現われます。フレッシュで程よい濃縮感のある果実味が素直に広がるミディアムボディーでスパイシーな1本です。
2012年ヴィンテージコメント
プラム、アメリカンチェリーのジャムを思わせる果実香、ミルキーな要素、シナモン・胡椒などスパイス香、鉱物を感じるミネラルなどを感じます。口の中に適度に濃縮したジャミーな果実味が広がります。適度な酸がありぼやけた印象はありません。タンニンは強めで僅かに収縮するものを感じますが荒々しさはありません。ミディアムボディーでジャミーな果実の旨味が素直に広がると共に、ミネラルやタンニンから由来する苦味の要素を強めに感じます。余韻は中庸で、後味にジャミーな果実の旨味と苦味の要素が残ります。