ブドウ栽培に最適なテロワール(気候・土壌・地形)

ブドウ栽培に最適なテロワール(気候・土壌・地形)
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ブドウ栽培に最適なテロワール(気候・土壌・地形)

南アフリカ共和国の国土の大部分は、日照時間が長く、高温で暑くブドウ栽培には不向きです。ただし西ケープ州だけは例外です。州都ケープ・タウンの夏季の平均気温は東京よりも低く、冬季の平均気温は東京よりも高くなっています。西ケープ州は私たちがイメージする南アフリカの気候とは異なり、南極に近いため、比較的冷涼で四季もあり、ブドウ栽培に適した気候なのです。広大な南アフリカでは、西ケープ州の面積は全体の10%でしかありません。それでも日本の本州の半分程の面積を有し、かなり広いワイン産地と言えます。

南アフリカワインの魅力

南アフリカワインの魅力

西ケープ州は、大西洋とインド洋の二つの大洋に挟まれ、夏は温暖で乾燥、冬は冷涼で雨が降るという地中海性気候です。南半球にあるため夏は12月~2月、冬は6月~8月と日本とは正反対の四季となります。収穫期に雨が降らないことはブドウが痛んだり腐ったりするリスクを避け、良質なブドウを収穫するために非常に重要なポイントです。年間降水量は200mm~1000mmと少なく、そのほとんどが冬季に集中します。地域によっては灌漑が必要ですが、雨が多いより少ない方がブドウ栽培にとっては望ましいことです。

ブドウ生育期から収穫期にかけてケープ・ドクターと呼ばれる風が吹き、カビやホコリを吹き飛ばし、ブドウを病害虫から守ってくれます。そしてその風がブドウ畑を冷却してくしてくれるのです。ケープ・ドクターは南極からの冷たいベンゲラ海流の上を通ってくる冷涼な海風のことで、毎日午後になると想像以上の強さで吹き、まさに「強風」と言えます。さらに海岸沿いで発生する霧がブドウ畑の直射日光を和らげてくれます。このように西ケープ州はブドウ栽培に非常に適した気候なのです。

また、恵まれているのがケープ地方の土壌です。ここの土地は、5億年以上も前に遡ると言われる世界で最も古い土とされており、頁岩(ケツガン)、花崗岩、砂岩など多様性に富んでいます。風化し、栄養的には痩せているのですが、水はけが良い上に、適度に水分も保持し、高品質なブドウが育つ力を持っています。更に気候と土壌に加え、ブドウ畑の周辺の様々な地形が、南アフリカワインをとてもユニークで複雑なものにしています。ケープ地方は地殻変動や浸食による多種多様な地形が特徴です。ブドウ畑は盆地の平らな場所から、丘陵地、山の斜面、そして山頂に近い場所など様々な場所に広がり独特のテロワールを形成しています。この複雑な地形から南アフリカのワイン産地は世界で最も美しい景観をしていると言われます。実際ワイナリーを訪れてみると、その美しさに驚かされ、まるで絵画を見ているような気分に浸ることが出来ます。

南アフリカワインの魅力

まるで絵画を見ているような南アフリカのワイナリー

スターク・コンデ・ワインズ
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