南アフリカワインの魅力-なぜ「南アフリカワイン」なのか?

南アフリカワインの魅力-なぜ「南アフリカワイン」なのか?
Pocket

日本での南アフリカワインに対する認知度は未だそれ程は高くありません。しかし世界中、特に欧米から非常に注目を集めているワイン産地なのです。何故なら南アフリカワインは品質が高水準でありながら、値段は安く多くのワイン愛好家を魅了しているからです。日本ではフランスワインの人気が高く、ワインの輸入量もフランスワインが長く1位の座を守っていました。ところが2016年日本へのワインの輸入量はフランスワインを抜いてチリワインが第1位となったのです。現在チリワインの日本における人気は高く、特に1,000円以下のワインに関してはチリワインの独壇場と言える状況となっています。これは日本とチリとが締結したEPA(経済連携協定)によるところが大きく、ワインに対する関税は徐々に軽減され2019年には撤廃されます。チリワインにとっては非常に有利な状況なのです。

それでは何故いま南アフリカワインなのか?チリワインと比較して説明してみます。

ワインの生産量に関しては南アフリカとチリではほぼ同量で、毎年世界7位から10位の間を争っている状況です。しかし南アフリカには現在約600のワイナリーがあるのに対しチリでは200程でしかありません。これは南アフリカにはブティックワイナリーが多いことを意味します。大量生産による安価なワインではなくフランスのブルゴーニュで言うドメーヌ的なワイナリーが多く存在します。また自分では畑を持たずに、良いブドウだけを契約農家から買い付けてワインを醸造する小規模生産者も近年の流行です。ワインの品質にこだわりを持ったブティックワイナリーや小規模・中規模ワイナリーが非常に多いのです。小規模生産者は丁寧に精魂込めてワイン造りをしています。その結果、2,000円~7,000円位の価格帯に素晴らしいワインが多くみられるようになってきました。そして、その品質は価格以上のものがあり、多くのワイン愛好家やワイン通を唸らせる状況となっています。南アフリカワインはこの中間価格帯にこそ注目すべきなのです。今後フランスの高級ワインの脅威となるに違いありません。もちろん1,000円以下の価格帯、1,000円台のワインにも高品質なワインは多く存在しています。南アフリカワインは兎に角コストパフォーマンスが高いのです。そしてそのコスパの高さはチリワインとは少し異なることは理解して頂けたでしょうか?

南アフリカワインの魅力
ケープタウンの街とテーブルマウンテン
南アフリカワインの魅力
2017年3月喜望峰に立つ

南アフリカワインの特徴(どうしてこれ程高品質なのか?)

  1. ブドウ栽培に最適なテロワール(気候・土壌・地形)
  2. ワインに対する情熱と急速なワイン産業の発展
  3. 環境に調和したワイン生産と人に優しいワイン造り
  4. 世界で評価されるワインの品質
  5. 様々な品種から造られるバラエティに富んだワイン
  6. WOで定められたワイン栽培地域と様々なテロワール
  7. 350年以上もの長いワイン造りの歴史

南アフリカワインの魅力カテゴリの最新記事